生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

「デジタルVSアナログ」

みなさん、こんにちは!内勤職員委員会と労働政策委員会を担当しております副委員長の中島です。コロナ禍に生保労連常駐役員として着任し、現在2年目です。

長引くコロナ禍において、Web会議の導入をはじめデジタルの波が一気に押し寄せてまいりましたね。デジタルの利便性に感動しながらも、アナログへの愛着を募らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような中、ここ数年、私の生活でデジタルVSアナログのひそかな争いがあったのですが、ようやく一旦決着がつきました。

それは、「電子書籍か紙の本か」というもの。

電子書籍が出始めたころは、「いやいや、電子書籍なんて、そんな情緒のない。紙の本のページをめくるのが読書の楽しみでしょう。第一、あとどのくらいで読み終わるか分かりにくいし」と思っていました。

若い頃は、図書館で本を借りて、日本文学を中心に全集にまで手を付けるほど、精力的に読書生活を送っていましたし、本屋に行くのも大好きでした。そして、長年、本を買ったら、時々要否を精査して、ブックオフに売りに行くことにしていました。

それなのに、ある時を境に一気に本から離れてしまいがちに・・・。なぜなら、悲しいかな、小さい字が見えづらくなってしまったのです!

本を読まないなんて、なんと味気ない生活でしょうか。

そこで、2年前に思い切って電子書籍も視野に入れようと「Kindle Paperwhite」を購入し、電子書籍での読書生活を始めました。
  はじめのうちは良いかと思ったのですが、Kindle Paperwhiteってモノクロだったんですよね。雑誌が読めないガッカリ感と、Wifiの接続の調子が悪く、あっさりと使うのをやめてしまいました。そして、また読書離れが加速するという状況が続いてしまっていました。

 しかし!最近になって、また新たな展開が!それは「iPad Air」の購入です!
   コロナ禍で断捨離を進めるうちに、本も最小限にしたいと思い始め、再びKindleの世界に飛び込んだのです。

 「字が大きくて読みやすい!」
    「いつも持ち歩いているので、隙間時間で読書できる!」
  「本屋に行かなくても、Amazonで買った本がすぐに読める!」
    「なんかかっこいい!」
ということで、電子書籍派に転向することにしました。

長年の選別を経て現在所持している本たち
字が大きく読みやすいiPadの画面

 
   







 
 紙の本は、中古で安く買えたり、ブックオフで売れたりというコストメリットがあるし、装丁や紙質、字体、それぞれの本の個性を味わうという楽しさもあります。

デジタルVSアナログ、どちらも良いところがあるんですよね。


今年は何冊の本を読みましたか?

みなさん、こんにちは。 生保労連副委員長として4年目を迎えました宮内です。 ゴールデンウイークも近づき、みなさん、色々な予定を立てていらっしゃることかと思います。

今年に入ってからというもの、新型コロナウイルスの感染再拡大やウクライナ情勢、福島県沖での地震発生など、人々の心を不安にさせることが続いていますので、是非ともこの連休で心身共にリフレッシュしていただきたいと思います。 とはいえ、私自身は遠方に出かける予定もなく、家の近くをサイクリングするか、先日買ったばかりの電気圧力鍋で料理を作るか、読書に時間を充てることになるかと思いますが、中でも読書とその時間は普段から大切にしております。そこで今回は、最近読んだ本のうち、2冊ほど紹介させていただきたいと思います。

ひとつは「パーパス・ドリブンな組織のつくり方」(著者:永井 恒男・後藤 照典/出版社:日本能率協会マネジメントセンター)です。 パーパス経営については以前より興味はあったのですが、今年の1月、生保労連の中央委員会後に開催された、名和教授のご講演を拝聴し、あらためてパーパス経営の初歩的な考え方とともに、より深く内容を知りたいと考え、手に取った本がこの本でした。


この本では、「自社の存在価値や社会的意義を探求する経営」を「パーパス・ドリブン・経営」とし、パーパスの策定とその実装について、多くの企業における具体的な事例を紹介しながら丁寧に解説されており、理解しやすく、実践的な内容でした。 中でも、本来パーパスは策定するものではなく、すべての組織においてパーパスは既にあるものとして「発見」すること、パーパスに触れて社員の心が動く「共鳴」が起こり、社員や経営メンバーがパーパスに基づいて日々の仕事を行っている状態である「実装」に至る、パーパス・ドリブン・経営のステップについては理解が深まったと思います。


また、パーパス経営については企業だけでなく、私たち労働組合という組織の活動にも、様々な形で活かしていけるのではないかと感じました。 ただし、普段はこのようなビジネス本よりも、私はもっぱら小説を好んで読んでいます。ジャンルも推理小説、経済小説、歴史小説等と様々です。 そこでもう1冊、簡単にご紹介させていただきます。



「塞王の楯」(著者:今村翔吾/出版社:集英社)です。 こちらは戦国小説となり、第166回直木賞の受賞作です。 関ヶ原の戦いの前哨戦となる「大津城の戦い」が舞台となっています。 「最強の楯」である城の石垣によって戦を無くすことができると考えた石垣作りの職人集団である穴太衆(あのうしゅう)の主人公と、「至高の矛」である鉄砲を作ることこそ、戦の抑止力になると信じる鉄砲作りの職人集団である、国友衆に属するライバルとの対決を描いた作品です。 本冊は、560ページとかなりのボリュームがありますので、最初は少し躊躇しましたが、読み始めるとその世界に一気に入ることができ、2日で読むことができました。 また、単に歴史小説というだけでなく、リーダーシップや自身の仕事をやりきるということをあらためて考えさせてくれる本でもありました。 是非読んでほしい一冊です。


読書にはストレス解消や、場面を想像しながら物語を楽しむというだけでなく、創造力が磨かれたり、仕事や日常のヒントをもらえたり、ほかにも読解力が高まる、ボキャブラリーが増える等々、読書によるメリットは数多くあると思いますし、さらには記憶力や集中力が向上し、長生きにもつながるともいわれています。 大型連休を前にして、お出かけを予定されている方も多くいらっしゃると思いますが、読書の時間を少し作ってみてはいかがでしょうか。

35年ぶりの自転車!!

みなさん、こんにちは! 副委員長を努めております、小倉です。

春ですね、大阪でも桜が満開になりました。また、春闘も重要な局面となりみなさんにおかれましては、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。

さて、私が単組書記長に就任する少し前の話となりますが、同時期に健康診断がありました。最終項目の問診の時間にお医者さんより、「血液検査(生活習慣病)の数値が高めである、今から3カ月前に何かありましたか?」との質問がありました。現代の医学はそんなピンポイントで分かるのかと感動しましたが、同時に「単身赴任+テレワーク」による勤務をしており、外出するのは3日に1度、しかも歩くのは1日平均50歩未満という生活を繰り返していたことを反省しました。(これが原因かー!?) 

そんなこんなである日、町の本屋さんへ行った時、一冊の雑誌が目に留まりました。それは「通勤自転車」の特集をしたものです。内容をパラパラと見てみると、自転車通勤がブームになっており、しかも「リズミカルな運動をしながら呼吸のリズムを整えることで、心身が健康になり、結果的に生活・仕事の好循環につながる・・・」と論じたものでありました。パッと閃きを感じ、この瞬間に自転車通勤を決意したのです。(なかなか単純!!)

その後、私がインターネットを駆使して準備したのは、レンタル電動アシスト付き自転車。(月3,980円+税)この決意を周りの方々に伝えると、「電動アシスト付きとは、本気度が感じられない」「レンタルとは継続性に問題があるのでは」「そもそも自転車に乗れるんですか?」とのご意見。この 声援を受け、無謀とも思える約10km(1時間程度)の自転車通勤をスタートさせたのでした。(涙目!!)

スタートして約3カ月あまり、目に見えた効果はこれからと思っていますが、ここで、自転車通勤のメリット・デメリットを文献や体験からの一例を記載します。

【メリット】
・自然を五感で感じられる
・ダイエット効果がある
・脳機能の向上効果がある
・仕事の効率があがる

【デメリット】
・子供を2人乗せた自転車に、瞬間的に追い抜かれ落ち込む(実体験)
・″とまれ″と表示されているところを徐行して通ったら、「しっかり止まってください!」とお巡りさんに注意を受けて落ち込む(実体験)
・夕方、交差点を通る際に「ライトを点けてください!」とお巡りさんに注意を受けて落ち込む。(実体験)

最後になりますが、自転車通勤も組合活動も始めの一歩が大事。また、継続することが大事。『箸(はし)よく盥水(かんすい)を回す』の気持ちで今後も努めてまいります。

「新型コロナ」との付き合い方

こんにちは!本年度から副委員長を務めています金堀です。3月に入ってから暖かい日が多くなり、春を感じられるようになりましたね。

みなさんは2022春闘において、この1年間「よし、やろう!」と思えるような賃金や労働環境を引き出すことができましたでしょうか?新型コロナウイルスの蔓延から2年が経過し、私たちの生活や働き方などで多くの変化がありましたが、この春闘交渉においてもコロナ禍の影響は大きかったのではないでしょうか。

コロナ禍では、業績や処遇の低下、先行きの不透明さからくる漠然とした不安など、悪い面がフォーカスされがちですが、一方で良い面や前進したこともあるようです。

 コロナ禍を通じて良くなったこととして、あるアンケートでは、「健康への意識が高まった」、「家族と過ごす時間が増えた」、「オンラインの活用で仕事の効率が上がった」などが挙げられていました。自分自身もこのコロナ禍を通じて、マスク着用やアルコール消毒もあってか風邪を引きにくくなり、テレワークで通勤時間が削減されるなど効率的な働き方が進んだと思っています。また、日頃の在宅での運動不足を補うためウォーキングにも取り組むようになりました。

   【コロナ禍を通じて良くなったこと】

・「健康への意識が高まった」

・「家族と過ごす時間が増えた」

・「無駄な出費が減った」

・「オンラインの活用で仕事の効率が上がった」

・「将来について考えるきっかけが作れた」

・「職場の団結力が高まった」




2021年8月に実施された野村総研のアンケートでは、新型コロナウイルス第5波の真っただ中であったにも関わらず、「現状の生活にどの程度満足しているか」の質問に「満足している」「まあ満足している」と回答した人の合計は78%と、1997年の調査開始以来、過去最高値だったとのことです。

コロナ禍によって飲食店や医療関係従事者の方々などのご苦労は想像を絶するものですが、一方で現状の生活に満足している方が増えていることを踏まえれば、WITHコロナの新しい生活様式を前向きに捉えて日々取り組んでいくことが、個々人の満足度向上や幸せへの近道なのではないかと、これらのアンケート結果を見て感じています。

いよいよWITHコロナという意味では3回目の新年度を迎えます。これまでのコロナ禍を通じて得られた知見をしっかり活かしながら、よりいっそうの働きがい・生きがいがはかられるよう、共に取り組んでまいりましょう!

私を前向きにしてくれる本

みなさん、はじめまして。昨年9月に生保労連に入局いたしました観田と申します。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

みなさんは、自分を鼓舞するとき、モチベーションを上げるときはどうされていますか?

私は、本を読んだり、映画を観たり、曲を聴いたりすることが多いのですが、今回はその数ある中から、私自身を前向きにしてくれた1冊の本をご紹介させていただきます。

その本とは、「ハケンアニメ!(著:辻村深月)」です。
アニメ制作会社で働く女性3人が悩みや葛藤を抱えながらも、ひたむきに仕事に取り組む姿勢が書かれている作品です。

辛いことや挫折などの様々なトラブルがあっても、「アニメが好き!」というぶれない気持ちで日々仕事に打ち込む姿がとてもカッコ良く、当時、大学生だった私は登場人物3人がとても眩しく、イキイキしているなぁと感じたのを覚えています。

また、アニメ業界のリアルな仕事内容も細かく書かれており、「アニメ制作も立派な商業なんだな…!」と、ただ楽しくアニメを観ていた私は、アニメ業界の厳しさを知ったと同時に、衝撃を受けることもありました(笑)。

今日、私は登場人物と同年代の年齢になり、読み返すとさらに共感する部分が多くなりました。時には、「これは自分のことだ…」とギクッと思ってしまう描写も…

「好きだけではやっていけないのが仕事、されど好きであることや、ぶれない気持ちを持っていれば、前向きに頑張っていける」との言葉に、改めて勇気づけられました。

現代は、一人ひとりが働き方を考える時代となり、戸惑うこともあります。ですが、自分がなぜ働くのか?何のための仕事をしているのか?ということを見失わず、本の登場人物の3人のように、自分の仕事に誇りを持ち毎日を過ごしていきたい!と思う今日この頃です。

3月1日からは内勤職員委員会の担当となりました。これから新しいことを吸収し、組合員のみなさんのお役に立てるよう日々邁進していきたいと思います。