生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

仙台訪問

このたび企画広報委員長を拝命した山本です。

9月7日に東日本大震災以降3回目の東北に行ってきました。

温泉が好きで、コロナ禍で行くことができませんが、風情のある共同浴場などは手ぬぐいひとつで立ち寄ったりします。

今回は、出張で東北・仙台へ行ってきました。

東北出張の達人から「秋田新幹線こまちの座席は2席2席でゆったりしている」と教えてもらい、早速こまちを予約。 新幹線もチケットレスにできるのですね。
「改札ゲートが閉まらないか」とこわごわ電子系ICをタッチしながら無事に改札を通過。 乗車した新幹線は、大宮の次が仙台で驚きました。


乗車前に崎陽軒のシュウマイ弁当を購入、シュウマイはもちろん、タケノコ煮も隠れた名作(と勝手に思っています)。 白米がすすみます。 容器に使われている経木(きょうぎ)の香りがなんとも言えない旅情を感じます、いえいえ今回は出張です。


今回は、消費生活専門相談員と仙台の組合員のみなさんとの相互理解を深める「U&Uネットワーク」の開催が目的です。相談員の方から消費生活センターに寄せられている消費者の声を聞き、私たち生保産業のことをもっと知ってもらうことで、生保の理解を広げてもらうこと、そして、組合員同士の意見交換を実施し営業職員の社会的理解の拡大につなげています。

相談員の方からのお話を聞いて、「相談員の方が生保の対応をするのは大変だと感じた」「もっと丁寧な説明を心掛けたい」などの感想がありました。また、組合員同士の意見交換では「他生命保険会社の人の話がきけてよかった。もっと話したかった」など、少しでも相互理解がすすんでくれたら、との目的が果たせました。自己満足かもしれませんが、充実感を味わえました。

帰りの新幹線ははやぶさ8号車に乗りましたが、オフィス車両だったようで、PCで仕事をしながら東京へ向かっているサラリーマンもちらほら。

今回は滞在時間18時間の出張でしたので、次回は、仕事ではなくプライベートで、雪の降る温泉にのんびりする旅行で東北を訪れたいと思います。

さて、今年のU&Uネットワークは、仙台を含めて全国9ヶ所で開催予定です。仙台の参加者からの意見も反映し、より充実した会になるようにブラッシュアップして参ります。是非、みなさんのご参加をお待ちしております。

平和行動in広島に参加して思うこと

みなさんこんにちは。

8月23日に開催された生保労連第54回定期大会にて、中央執行委員長に就任いたしました勝田年彦です。

これまで53年間にわたり繋がれてきた重いバトンを、松岡前委員長から受け継ぎ、身の引き締まる思いで一杯です。生保産業で働く組合員の皆さまが誇りと喜びを持って「この仕事に就いて良かった!」「この会社で働いて良かった!」と感じられる、働きがいとやりがいに満ちた職場づくりを、皆さまと一緒に進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて今回は、8月4日から世界で初めて原爆が投下された日である6日にかけて、3年ぶりに現地で開催された、連合主催「2022 平和行動in広島」(略称PAT広島)に参加してまいりましたので、報告させていただきます。

「なぜ労働組合が平和運動に取り組むの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちが「安心して暮らし、働き、労働運動に携わることのできる社会」を実現するためには「社会が平和で安定していること」が大前提です。

そのため連合は、平和運動に積極的に取り組み、世論を巻き起こし、地球規模での絆づくりを進めることで、平和で安定した社会・暮らしの実現を目指しているのだそうです。納得ですね。

私ごとですが、恥ずかしながら広島訪問は人生初。4日の午前中に広島駅に到着。

広島でお好み焼きを食べるならと教えてもらったのが「みっちゃん」。関西出身で「お好み焼きは大阪やろ」と思っていた私でしたが、キャベツの何とも言えない甘さに脱帽でした。

4日の午後は現地を視察しながらの学習会。原爆ドームや広島平和記念資料館、そしてその周辺施設を半日かけて歩いて見て回りました。五感で感じたことにより、戦争による凄惨な悲劇が、当時の広島だけでなく日本の各地で起こっていたのだと想起され、衝撃を受けました。

5日は、全国から集まった産別組合や地方連合会の組合員338名が、広島平和記念公園内の慰霊碑や記念碑を巡るピースウォークに参加。その他にも被爆路面電車乗車学習会や、連合・原爆死没者慰霊式が行われた後、16時30分から連合主催の「被爆77年 2022平和ヒロシマ集会」が全国から1035名の参加者を集めて開催されました。

集会での、被爆体験者・切明千枝子さんによるお話の中で、「広島の悲惨を忘れないでほしい。消えてなかったようにしないでほしい。亡くなった人たちを皆さんの心の中で生かし、共に生きていってほしい」という言葉が胸に響きました。また、高校生平和大使のみなさんが、戦争を語り継ぐ大切さを理解して、様々な活動をされていることにも共感を覚えました。

6日は、連合広島、連合長崎の皆さんとともに、原爆が投下された8時15分に黙とうを捧げ、広島市立大学構内にある「長崎平和の鐘」を参加者全員で撞いた後、連合広島の事務所で振り返りを行い解散となりました。

今なお続くウクライナの惨状が、TVの中で見るニュースのひとつのように感じてしまう昨今ですが、あらためて「平和であることが当たり前ではない」と感じた3日間の体験でした。

生保労連としても、平和運動の趣旨を理解し、連合の取組みに参画することで、今後も微力ながら平和への貢献を続けてまいりたいと考えています。

皆さまにとっても、平和について考えていただく機会となれば幸いです。